木の看板

◆其の一◆

木という素材はもちろん天然素材です。

自然のものである以上、やがては土に帰る自然にやさしい安心して使える素材でもあります、看板としていつかその役目が終わる時がきてもまわりに害を及ぼすことはありません。

もちろんその辺に捨てていいという意味ではありませんが。

年月と共に色も落ち割れが入ったりするかもしれません、しかし、いろんな所にある古い民家を見てもやさしい年月とともに良さが増していくと感じませんか?住んでいる人と共に白髪やシワが増えていくように一緒に年をとっていく愛着を感じさせてくれると思います。

合理的な視点で見れば素材として木が一番優れているとはいえませんが、一番やさしい魅力的な素材であることは確かです。特にケヤキはその木目の美しさや色合い、耐久性も木材の中では秀逸です、国産の木材を循環させることが日本の森を守り林業を活性化させることにもつながるのではないかと思います。

木材の乾燥

建築材 家具材 建具材 木工用など現在、用材として使われる木の種類が数え切れないほどあり、その乾燥方法もさまざまです。

通常木材の乾燥には直射日光や高温多湿は避けられます。

桐のように板材にしてから外の雨や風にさらさなければダメな物もあれば、杉のように葉付き乾燥が好ましいもの、

ケヤキのように原木で乾燥その後板材で気の遠くなるほど時間をかけなければいけないもの、その特質により異なります。

看板素材として使っているケヤキは商品としてはとても手間暇のかかる材でもあります。

自然乾燥であれば3〜5年は当たり前、しかし商売として考えるとお金を払い、仕入れして何年も商品化できず眠らせておくというのはとても大変な事です。

現在はほとんどの会社が人工乾燥機械による乾燥をとりいれていますがそれでも原木から商品化まで数年を要します、

自然乾燥も人工乾燥も長所、短所ありますが両方うまく合わせることで安定して商品を供給できれば良いと思っています。

なぜケヤキ専門店?

なぜ看板やテーブルに欅(ケヤキ)をお勧めするのか?

私が高校を卒業しこの世界に入ってから材木問屋、仲買 小売 製材 伐採と材木の流通の職場は経験してきました。

年に数回社員旅行や業者間の旅行などがあったのですがよく有名な神社、仏閣を見学する機会がありました。どうしても職業柄使われている材料に目が行くのですがため息のでるようなすばらしいケヤキばかりですっかりその魅力に参ってしまったのを覚えています。

木には大きく分けると針葉樹と広葉樹という分け方があります。その名のとおり葉っぱの形で分けているのですが杉の葉や松の葉のように葉が針のようにとがっているもの、これが針葉樹の特徴です。逆に広葉樹はケヤキや紅葉のようにまさに葉っぱ、平たく大きな葉です。通常、杉やヒノキなどの針葉樹は素直に垂直に育ち正確さの必要な住宅の骨組み(構造材)などに多用され、広葉樹はその木目のきれいさや硬さ、重厚さから家具に重用されてきました。

ケヤキが分類される広葉樹にもセン、サクラ、トチ、タモ、ナラ・・など沢山の樹種があります。そして人間が素材として使う場合もそれぞれの木により向き不向き、長所、短所があります。

その中でも看板、テーブル、カウンター、など耐久性、木目つまり見た目の美しさが要求される素材としてケヤキは傑出しています、