店長ブログ

一枚板の選び方

一枚板の選び方

本職の方は別として一般のお客様が手作りの一枚板を選ぶ場合何を基準にして選んだらよいかかなり迷うと思います。

ケヤキ?ヒノキ?松?スギ?樹種を聞いても判断はわからないと思います。

漠然としたところから材料を選ぶのはとても難しいので屋外か屋内かというところからスタートします。

屋外の場合、雨、風、雪、紫外線、熱、乾燥 など厳しい環境にさらされる事を考慮に入れましょう。

無垢材など自然素材はデリケートなので たとえ外でも天候を直撃で受ける野ざらしは避けたいところです。

可能であれば軒下、ひさし、屋根があるところがよいです。

外ではスギなどの柔らかい素材はあまりお勧めできません、軽く安価で加工がしやすいなどの利点はあるのですが柔らかい分、厳しい環境下では摩耗も早いといえます。そこで広葉樹の少し硬めの素材を選ぶこととします。

屋内の場合、材質にあまりこだわる事はないかと思います。ただしエアコンや暖房器具の影響を直に受けない設置場所がよいです。

次に材料の選び方ですが、一番に乾燥状態。杉などであれば1年程度、欅の場合、自然乾燥であれば最低3~5年の乾燥期間を確保したいところです。人工乾燥はすぐ使えますが強制乾燥はやはり艶などでは自然乾燥に劣ります。

なぜ一番に乾燥を取り上げたかと言いますと材質や技術や塗料ではカバーできない基本中の基本だからです。ここを押さえておかない泣きを見ます。安いからと言って生の材料を使えばほぼ100パーセントで大きく狂ったり割れたりします。

次に価格

ケヤキなどの広葉樹は流通量が少なく乾燥に手間がかかる分値段も高価です。それに引き換えスギなどの針葉樹は流通量も多く乾燥期間も短く安価です。

次にこだわりたいポイントを決めること。

価格なのか、形にこだわるのか、品質(ブランドなど)なのか、サイズなのか、樹齢なのか、といった感じで譲れないところをはっきりさせて的を絞ります、当然ですが要求が多いほど値段も高くなります。

一つ二つ難点があるのは無垢材では常識です。ここは気にしないと決めて商品を選ぶと意外に納得のいくものを安くお買い物ができるかもしれません。

ちなみに価格が安いのか高いのかの判断ですが木材の世界では一般的にリューベ(立米)をつかいます。1m×1m×1m=1㎥(1リューベ)です。昔は石(こく)尺貫法が主流でした、

例 横幅1000mm×高さ300mm×厚さ30mmの一枚板

を計算しますと

1×0.3×0.03=0.01リューベとなります。ミリをメートルに直して計算するだけです。

体積にその商品の価値、価格を決めるのはリューベ当たりいくらか?という値段をつけます。

リューベ100万としますと1000000×0.01=10000円

横幅1000mm×高さ300mm×厚さ30mm=1万円となります。

同じサイズでも1リューベ100万と50万では商品の価値、価格は倍違うと言う事になります。

この基準で商品を見てみると一つ分かりやすいかと思います。

以上、自分がお客だったらという目線で考えてみました、参考になれば良いのですが。

展示会

先月 南会津に仕入れに行ってきました。

お邪魔したのは木こりの店オグラさん。

住宅販売、住宅用木材、家具、木工クラフト等々幅広く取り扱っている会社です。



プロ用、マニア用の商品はもちろんですがお店では様々な木工品を販売しており、男女問わず木の好きな方でしたら一日楽しめます。




小椋社長をはじめ皆さん面倒見のいいやさしい方ばかりです。


当日は店舗移転に伴う特売ということもあり破格のお値段で仕入れることができました。



ケヤキ原木製材

看板用ケヤキ丸太から一枚板に製材します。

伐採後2年経過した丸太です。

丸太の状態での乾燥は十分です。





丸太自体は使いやすさから一番太い部分ではなく2番、3番目のあたりの部分です。



看板用の太さからすると丁度良いサイズです。



ケヤキは乾燥するとかなり硬い素材ですがまだ内部に水分を含んでいるため製材しやすい状態です。



一枚の板になりました。
これからまた一枚づつサンギをはさんで乾燥に入ります。

商品化するまで丸太での乾燥と板にしてからの乾燥期間が必要になります。

じれったい感じがしますが急激な乾燥をすると材料が使い物にならなくなってしまうためこの工程はとても重要です。

ケヤキの倒木処理

四月某日 お客様より依頼されていた倒木の処理に行ってきました。
水路端にあり地盤が柔らかだったのか、踏ん張り切れず倒れてしまいました。
成長がよく、樹齢60年~80年くらいかと思いましたが伐倒してみると意外に若く40年ほどでした。
断面の白い部分が多いことでも若いことがわかります。
こういった傾いて他の木に寄り掛かった状態を「かかり木」といいます。
かかり木は意外と処理が面倒でよく事故の起こりやすい状態でもあります。
チェンソーが挟まれるなどのトラブルはありましたが、なんとか終了。
明日から天気が崩れるとの事だったので無事終わりほっとしました。

喜多方市 十割そば 風月庵

当店のお客様が4月よりそば店をオープンとの事でお店に行ってきました。
店主自ら手作りした看板が途中道案内をしています。
店内は、上り席とテーブル席に分かれており、窓際に山野草の苔玉がお客様をお迎えします。
十割蕎麦はとてもコシがあり、ふきのとう、イカ、舞茸の天ぷらなどがついてとても美味しかったです。
十割そば 風月庵
喜多方市慶徳町新宮字熊野2238
TEL 0241-22-4551

無垢材はなぜ高いのか?②

無垢材はなぜ高いのか?②

(つづき)

製材時一本の丸太から製品として使えるのは(歩留り)といいますが、その体積の5割程度で魚に例えると美味しいお腹のとこだけなのです。

つまり残りの5割はバタ材で薪やパルプ材などにされます。お魚もそうだと思いますがお味噌汁などにしかならないアラの部位のように値落ちする部分も意外と多いのです。

②乾燥

ポイントは長い乾燥期間です。乾燥した商品として販売できるまで最低1年から3年程度はかかります。

自然乾燥と人工乾燥でちがいますがそれでも商品を年単位で在庫として持つことはどんな商売でも重い負担です。

「割に高いな~」と思われるのはこのような事があるからではないでしょうか。もちろん用途や樹種によっても変わりますが。

建築材、イス、テーブル、おもちゃ、看板、インテリア、などの使う用途で選ぶ?価格にこだわって選ぶ?家の中、外? 使いやすさ、本物の質感?

無垢材、集成材、量産品、プリント材などすべて一長一短あります。

木の素材を購入する際、何にこだわるのかを決めておくと後悔しないポイントになるのではないでしょうか。当店はもちろん無垢材をお勧めいたします(笑)。

  • 2015.12.17
  • 10:23

無垢材はなぜ高いのか?①

無垢材の価格は高いというイメージはないでしょうか?

一枚板の看板材、テーブルの天板、カウンター材、もちろん同じ物がないと言う希少な樹種や商品、特殊なサイズとなれば値段が張るのも当然ですが、普通のサイズでもそれなりにいい値段です。

なぜか?

一本の伐採された木があるとするとそこからどの段階で一般のお客様の手に渡るかで価格に大きな開きが出てきます。ザックリ言うと

➀製材→②乾燥→③加工→販売という流れですが

①製材

製材直後はほぼ生の状態です。板の状態で購入するのなら一番安い価格で購入できます。かなり安いです。その後の乾燥、メンテナンスをご自分でやるのであればお買い得です。

(つづく)

  • 2015.06.03
  • 14:09

商品ができるまで(そのニ)

今日は前回の続きということで・・・

山で切られた丸太(短く切断された丸い木)が市場なり、問屋なり、製材所なりの手に入ると一般的な相場の値が付きます。

これは当たり前で他の業者など比べる対象がたくさん出来ますので。

魚もスーパーや商店に沢山並べば良い、悪い、高い、安いと一般の方が値踏みしますね。

これが相場があると言った訳です。

では、そこにいくまでの山に立っている木を買うことがなぜそんなに不明瞭なのか?ですがいくつかポイントを挙げると、

➀山の奥深い場所から木を運ぶ場合と道路のそばでトラックが入れる場所から運ぶ場合とでは人件費などコストに雲泥の差がある。

②知らない土地で立ち木(山に立っている木)の良し悪しを見極めるリスク。

③(悪い意味ではなく)素人の方との交渉、つまり物を売る側が素人で買う側がプロという形。

かなりザックリと独断と偏見で書きましたがこういった不確定要素が買値の大きすぎる開きになり相場があってないようなものだ、と言われる訳です。

林業が地元に根差した仕事なのはその土地の場所ごとの地質(木の質に大きくかかわる)や

地元の人との信頼関係、搬出経路など地元に密着していなければ成り立たない側面がある

からだと思います。

  • 2015.02.12
  • 11:08

商品ができるまで(その一)

久しぶりの更新になります。

今日は当店のケヤキ素材がお客様のところに届くまでの道のりを追ってみたいと思います。

プロの方たちには当たり前すぎて何をいまさら・・・と思われるかもしれませんが一般の方向けということで。

始めに立木(山に立っている状態の木)で仕入れます。職業でいうと昔は山師と言われた仕事ですね。(最近は業者さんから丸太で仕入れることが多いのですが)

ここの仕入れで全てが決まるといっても過言ではありません。

当然所有者がいるわけで、その方と交渉して仕入れます。

仕入れ値は言葉は悪いですが値段の相場はあってないようなものと言えるかもしれません。

しかし、ケヤキ、杉、ナラ、松、どの木でも市場での適正な価格相場はあります。

相場があると言ったり、ないと言ったりチグハグに聞こえるかもしれませんがどちらも本当です。

つづく。

  • 2015.01.31
  • 16:55

夜桜

24日に撮影した今年の鶴ヶ城の夜桜です。

毎年、会津で花見をする頃、夜は少し冷えます。今が見ごろなのですが平日ということもあり夜桜の下での花見客は少なめで、今週末がピークになりそうです。このまま雨が降らなければ週末まで散らずに持ちそうですが。

  • 2012.04.26
  • 11:05


 

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